こんにちは。Medi Faceメディカルチーム西村です。
先日、出島メッセ長崎で開催された、第109回日本消化器病学会総会の学会参加報告をさせていただきます。
〜はじめに〜
初めての学会参加ということで、少々緊張した面持ちで出島メッセに向かいました。今回は印象に残った2つのテーマについて報告しようと思います。

消化器疾患の栄養マネジメントにおける他職種連携
医師の診療というと、疾患の治療に視点を置きがちなのではないかと思いますが、患者さんの早期回復や健康維持には栄養マネジメントが不可欠です。
入院患者さんの栄養管理は栄養士、看護師、薬剤師などの他医療スタッフが行っています。消化器疾患では、術後に食事が取れないこともあるので、骨格筋量が低下しないようにさまざまな工夫がされているようです。チーム医療の重要性を感じました。
また、訪問栄養指導をされている会社の存在も知ることができました。入院している時は栄養指導を受けれても、退院後に患者さん自身で栄養マネジメントができるのだろうかと疑問を元々感じていました。このような訪問栄養指導の普及は患者さんのQOL向上や健康増進にも繋がるのではないかと思いました。
消化器疾患の遠隔医療の現状と課題
「遠隔医療」に興味はあったものの、実際に今まで事例を考える機会はなく、今回様々な例で学ぶことができました。
がんゲノム医療推進に向けたリモート治験、コロナパンデミック下での潰瘍性大腸炎患者のオンライン診療、炎症性腸疾患の遠隔連携診療ネットワークなど盛りだくさんでした!
地域医療の課題や就労世代への遠隔医療のニーズが垣間見え、新たな医療に期待が膨らみます。
精神科領域の遠隔医療についても議論してみたいですね。
〜おわりに〜
昼休みは長崎の新鮮で美味しい海鮮を食べ、ちゃっかり満喫していました。海鮮が美味しい県は最高ですね。

今回の学会では、普段大学で学ぶ医学とは違った新たな視点を得ることができ、大変有意義な時間でした!
皆さんも学会参加してみてはいかがでしょうか?
では、また次回の学会参加報告をお楽しみに!