はじめに
こんにちは。Medi Faceの福島です。
みなさんは、CBTという試験をご存じでしょうか?
全国の医学部の4年生が臨床実習に出るために受験する、共用試験の一つです。
北大医学部4年生の私もつい一か月前に受験してきました。
今回はそんなCBT試験について、自分が受けた感想や勉強法の紹介を交えつつ、紹介していこうと思います。
CBTってなに?
CBTとは「Computer Based Testing」の略です。
その名の通り、コンピューターで受けるテストになっています。
一人一台パソコンが用意され、全6ブロックに分かれている320問のテストを6時間かけて解いていきます。
これが結構長くて疲れます、がんばりましょう笑
どんな問題が出るの?
初めに記したとおり、臨床実習のために必要な知識を確認するのがCBTです。
そのため、循環器科や小児科などを含んだ臨床医学から主に出題されます。
それ以外にも、医学部低学年で学習する解剖学や生理学などを含んだ基礎医学や、
疫学や法医学などを含んだ公衆衛生学も出題範囲に含まれています。
問題形式については、
1~4ブロックは5択の問題が60問×4ブロック、
5ブロックは多選択肢問題が40問、
6ブロックは4連問が40問となっています(これがとても難しい…)!
例えば、以下のような問題が出題されます。
次のうち、HELLP症候群の症状に含まれないのはどれか?
a. LDH上昇
b. フィブリノーゲン減少
c. 血小板上昇
d. ビリルビン上昇
e. AST上昇
解答: c
この問題は産婦人科で扱う妊娠高血圧症候群の合併症から出題してみました。
一応解説を書いておくと、
HELLP症候群の三徴は、溶血、肝機能障害、血栓形成です。
そのため、
溶血でLDHやビリルビンは上昇、
肝機能障害でASTやALTは上昇
血栓形成でフィブリノーゲンや血小板は消費されて減少していきます。
今回の問題ではcの選択肢が誤りとなります。
…と、医学を知らない人からするとなんのことやらわからない問題が320問出題されます。
合格には最低でも1か月の勉強期間は確保した方がいいと思います。
また、CBTの最大の特徴は、人によって問題が異なることです。
何万問ものプール問題の中から、ランダムで320問が抽出されます。
人によって問題が異なるのは一見不公平に見えますが、一応採点時に調整があるようです。
おわりに
ちなみに、合格ラインは得点率65%~70%(大学によって異なります)となっています。
これを超えられないと、臨床実習に出ることはできないので、留年となってしまいます。
一応、本試で落ちてしまっても追試が用意されていますが、「追試で受かればいいや」という気持ちで受けると追試でも落ちることになるので、できるだけ本試で受かるよう勉強しましょう!
次回は勉強法についてお話ししようと思います。
テスト日程については大学によって異なります。
ほとんどの大学が4年生の8月~2月の間に受験します。
北大医学部では4年生の8月に実施されました。
Medi Magazine 編集部 福島



